2025年 10月 16日
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放置してツルニチニチソウのグランドカバーがワシワシ茂っていた一角を改修です。
クヌギの根元でほぼ陽が当たらないディープなシェードエリア。何を植えても育ちが悪い。ツルニチニチソウに任せてほぼ放置していたところです。
玄関脇なのに単調すぎて今ひとつだったんですが手つかずのまま10年も放置でした。
夫は、「せっかくここまで茂ったんだからグランドカバーのままでいいんじゃないか?」と言っていたけどね。
あちこちのシェードガーデンを見て周り、日陰でも美しい植栽を拝見して俄然ファイトが湧きまして。
先輩ガーデナーさんのアドバイスもいただいて改修です。
まずは3日かかって、はびこるツルニチニチソウを剥がして、根っこを掘り出す作業が超大変。腱鞘炎になりかけたよ。
掘り出した根っこは通路にひいてます。
広い範囲になるので、手入れのために踏み込み石をステップにして置いて。
奥の庭のダークな日陰で瀕死だったホスタやヤマアジサイ、キョウカノコ、白あやめやヒューケラをこちらへ移植。
春咲き球根も植えてあとは来年の春、おすすめいただいた日陰で育つ宿根草を入れる予定です。
引き抜いたツルニチニチソウの苗はデッキの下へ植え付けです。
「そのままでいいんじゃないか?」と言っていた夫も、「おおぉ〜良い感じだね」と言ってたよ。
ツルニチニチソウには、こちらのシェードでまた旺盛に蔓延ってもらいます。
栗むきと根っこ掘りで右手の腱鞘は限界だわ。湿布貼って養生してるよ。ついつい年齢を顧みず夢中になってしまうんだよね。
おりしもきょうは八ヶ岳・清里の萌木の村で、ポールスミザーさんの秋のガーデンウォークがありました。
こぬか雨降る寒い日だったけど、みなさんレインコートを着て参加されていてとっても熱心。6月には宿根草のガーデン巡りがありましたが、今回は主に樹木について。
自然界の菌の役割りについて熱く語られていて、良く土づくりというけど、ポールさんの萌木の村のガーデンでは、砂利の中でバラを育てています。一切肥料もなし。もちろん消毒もしない。そのコツは、やっぱり自然とどう付き合うか、どう寄り添うかという深いお話でした。
もう一つは、庭に植えた大きな木が日陰を作った時の根元の植栽について。
大きなクヌギやカツラの剪定を、どのようにしたら木漏れ陽が根元や周りに届くか?
枝をスカしたり、切り戻してヒコバエをどう育てていくかという話。
ちょうど、日陰を作っていたクヌギの下枝を手が届く限りに剪定して刈りこんだばかり。
ビフォー。
これで午前中は木漏れ陽くらいはあたります。
アフター。
まさに、わたしがクヌギの下枝を刈り込んだのと同じ話で、これまた大変参考になりました。
そして熊笹しげるエリアを改修して、ガーデンの土作りのお話もあって、まさにツルニチニチソウをむしってガーデンにしようとしているわたしにはとっても有意義なお話でした。掘らないの。耕さないの。雑草抜かないの。
笹を刈り取って、段ボールマルチして刈った笹をひいてバーク堆肥を乗せて土壌改良していく方法。
それは菌が分解していくからなのだけど、どうやってたくさんの分解してくれる菌を増やすバーク堆肥をつくるかのお話とかね。
細にいる詳しい説明で、ほんとわたしにはタイムリーでした。さっそく試そう。
ここは瓦礫が埋まっているからねぇと言うような場所でもガーデンに変えてしまう。
でも不要に化学肥料や、石灰や、深く耕したりした土地はちっとも良くならない。
半信半疑だったけど、ポールさんのガーデンを見ると納得してしまうわ。まさに八ヶ岳のガーデン救世主ね。
ここは萌木の村のホテル裏にあるメドウガーデン。元はコンクリートで固められたトラックの搬入する駐車場だった場所。そこの粉砕瓦礫の土地を庭に変えてしまったのね。決して瓦礫を取り除いたり土を入れたりしていないんですよね。
観光客はあまり入らないエリアですが、一見ただの野原みたいだけど、貴重な八ヶ岳の山野草で埋まっている場所です。(萌木の村のガーデンはいつも見学無料)
八ヶ岳周辺のガーデンファンの憧れの庭なのよね。
2時間半のガーデンウォーク。脳みそはパンパン、興奮冷めやらずですが、また明日から庭仕事が楽しみです。
by yukkescrap
| 2025-10-16 17:27
| 庭仕事スクラップ
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