カテゴリ:好きな本スクラップ( 43 )

読んだ本 北欧に学ぶ小さなフェミニストの本

 暮らしの手帖の70年記念号の書評にのっていた一冊。
北欧に学ぶ小さなフェミニストの本」を図書館で借りて読みました。ヤングアダルトコーナーにあったよ。
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 おりしも、今回の入閣には女性が一人と。本を開いたら、まさに「G8サミットの写真には男性しかならんでいない。」ことが、なんだか違和感という10歳のエッバの疑問からお話がはじまっていました。
若い人を応援したいと思う時、いつも家庭の家事との両立、子育てとの両立、介護を担う重さがあって、バランスをとって生きていくのはますます大変な時代になってしまったなと思います。

 でもずっと、ずっと昔から女性の負担は多いけど、なんとか乗り越えてきたよね。
なんとかしなやかに女性が働けるようになってほしいという願いが大きくなっています。

 エッバは、色々な疑問を仲間と一緒に考え、調べ、歴史を振り返り、周りのおとなにも話を聞き、自分なりの考えを深めていくといいういい本でした。
おばあちゃんに、フェミニズムについて質問する場面があって、その答えにおばあちゃんが、「デモや会合も参加したけどね、私は自分なりにできるやり方で男女平等をしてきたよ」と答えます。

 その方法が、娘と息子を同じように育てたという答え。
電車のおもちゃも、人形のおもちゃも同じように与え、パンケーキ作りも、パンク修理もどちらの子にもできるように育てた。
これが私のフェミニズム。いろんなやり方があるよね、エッバはどういうやり方で、やるかな?バトンを渡すよ。

と助言しています。なかなかいいおばあちゃんです。

 すごく当たり前のことだけど、あらためて男の子なんだから強く、女の子なんだから優しくというのではないのが大事ね。
みんな強くて優しいのが大事だからね。

 わたしもそうやって我が子を育てたつもりです。
そして子どもたちは、ちょっと料理もできる優しい男子に、気遣いができる強い女子になったかなと思います。

 おとといロンドンに単身赴任中だった娘が、任期を終え帰国しました。
フライト前に「台風直撃。考えただけでお腹が痛い!」というメッセージを残して機上の人に。台風上陸の半日前に無事に羽田についてホッとしました。
空港にお迎えがてら(なぜか今回は甘えて夫に車での迎えを依頼)、わたしは和食に餓えた彼女に作り置きおかずをたくさん持参。
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 スーツケースを開けるまもなく、すぐ翌日から出社だそうです。
いまもガラスの天井を仰ぎ見る働きかたですが、つぎへのステップをまた踏み出すのでしょう。

頑張れ!若い人たち。
そう思いながら、ちょっとがっくりしながら組閣のニュースを見ています。

 

by yukkescrap | 2018-10-03 10:07 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

読んだ本 日日是好日 ~「お茶」が教えてくれた15のしあわせ~

 山に暮らしていると夏の木立の中を吹き抜ける風の音の変化にも、五感が働いて、一雨きそうだなぁなんて本能が呼び覚まされる。
そういう瞬間がとても心地よくて…。

 下草狩りの終わった森の枝には、何年もの月日を思わせる苔。こういう風景も好きだ。
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葉っぱをたたきつけるような土砂降りも、風をともなう横殴りの雨も、しとしと降る雨も、通り雨の乾いた土を煙たてるだけの小雨も楽しい。

 ニュースの天気予報よりも、よほど自分の感性に自信がある。低気圧の頭痛、雨の降る前の古傷の疼きや、関節の痛みなどもその一つね。
エアコンがなくては生きていけない都会の生活から逃避して、山で過ごす夏の楽しみは、自分の五感が取り戻せる楽しみでもあるからね。

 気になって手に取った森下典子の「日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)」。まもなく樹木希林と、黒木華の主演で映画化されるらしいが、15年前に出た本で、図書館では書庫本、本屋さんでは文庫になっていました。
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 ここにも雨の日の雨音の話があって、茶道の季節をよむ話に素直に共感する一冊でした。
長くお茶を習う様子と、長く続けるということ、お茶の様子に自分の生きていく道を重ねていく主人公。
そしてそれが、日本人のもつ季節の移ろいへの感性に重なって、読後感がとても清涼。

 おとなの夏休みに読むにはもってこいの一冊でした。
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 八ヶ岳の森には、はやくも秋のミズヒキ草が満開。小さくて目立たないけど、好きな花の一つです。


by yukkescrap | 2018-08-23 14:42 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

ばあばの学びなおし おまごのほんとファミリーサポート講習

 若さま、いっぱいおっぱいを飲んでぐんぐん大きくなっています。(生後1月経ちました)
暑いからおっぱいを飲んだだけで、汗だくになって、ふぅ、ふぅ~とした様子さえもが、愛おしくてたまらないばぁばです。
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 先日、イクメン初心者のパパさんのエルゴ(抱っこひも)に初試乗(?)した若さま。すっぽりもぐってしまってそれも可愛い、可愛い。
両方のお手々がパパのシャツをしっかり握っている様子がとても可愛いのね。

 今月は、地域の子育て支援サポートの講習会に参加しています。
厚生労働省の音頭で3年まえに始まった地域での子育てサポート事業ですが、皆さんの地域でもきっとはじまっていることでしょう。
わたしの暮らす武蔵野市には、23年前にNPOでこの子育てサポート事業がスタートしましたが、このたび市が取り組む本格事業へとなりました。
無料の講習会があるので、9項目24時間の授業に参加です。ちょうど初孫も生まれたことだし、今の子育ての様子を知るいい機会かなとも考えて。
(厚生労働省のファミリーサポート事業についてはこちらのHPを参考ください。)
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 ファミリーサポートというのは、子育て世代が登録し、地域のサポート会員がお世話をするマッチング事業。
わたしの地域では、生後6か月から6年生まで利用できます。送迎、病後児童の一次預かりなど、地域のおばちゃんやおじちゃんが子どもを短時間見守る支援です。
受講完了後、サポーターとしてどれくらい活動できるかは、今のところ具体性がないのだけどね。
 ばあばには、いいお勉強になりますよ。でも2㎝もある分厚いマニュアルの授業はなかなか大変よ。
昨日は、久々にAEDの使いかたの訓練も。これも進化していてたまに受講するのは大事ね。今は、心臓マッサージしながら気道の確保をしても、勝手に人工呼吸してはいけないのよ。まさかですが、ちびっ子が飴玉を、喉に詰まったらも想定してちゃんと復習です。

 楽しかったのは、絵本やおもちゃ、手遊びの講習。
これはちっとも変っていない。基本は変わらないのよね。

でも今どきの育児は、ずいぶん違うこともあるのです。
 沐浴後のお白湯はいらない。
 虫歯は伝染病。
 アトピー対策の生後すぐのローション保湿。
 スタート開始の遅い離乳食。
 生クリームをたべるとおっぱいが詰まるのウソ。
 うつぶせ寝の禁止…などなど。

沐浴もね、
アウトバスの沐浴スタイルが増えて、タオルの上で、ベビーホームで洗って、お湯につかるのは流す時だけで、お湯の中で昔のようには洗わないスタイル。
わたしは先日、若さまのお背中をどうしても流したくて、昔の沐浴スタイルで入れさせてもらったけどね。
 
ばあばも、ちゃんと知っておかなくてはいけませんよね。

講習会で印象に残ったのは、
授業で先生がおっしゃったお話に、皆さんに「育児経験があるから」といっても、たかが2人か3人くらいの子育ての経験。これでは、とても育児の経験豊富とはいえませんよね。その程度の経験値で、あーしろ、こーしろ、これじゃダメなんて言えませんよねと言う、ハッとするお言葉。

子どもは、生まれつきいろいろ違うことへの寛容性、育児にも多様性が大事ですよというお言葉。
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世代間の子育て観のギャップを埋めるべく、授業で紹介された「おまごのほん」を借りてきました。
この本は、祖父母のための母子手帳とよばれている本だそうです。ある地域では実際祖父母あてに発行している市町村もあってびっくりだわね。

 うちのじいじにも、「自分が食べたお箸で冷やっこを摘まんで、お孫の口に運んではいけませんよ。」と伝えます。
今時のベビー用品も、ボタンや、レバーの取り扱いが難しい。エルゴや、ベビーカーの開閉体験などもしてきました。

 足元の怪しくなっているばぁばには、抱っこよりもおんぶの方が安全な気もします。

働くママが一人で子育てに奮闘するのをワンオペ育児、実家から遠く離れて子育てするのをアウェイ育児といいうのだと知りましたよ。
親になるには、試験が必要なんて言われたりもしますが、
広い意味でのばあばやじいじになるのにも、若い世代にうるさがれないように、ですぎないように、でもつかず離れずに、大事に子どもを見守りながら応援していくことは大事ですよね。
こどもは私たちの大事な宝物よね。すこしでもお役に立てますようにと励みます。

きっとみなさんのお近くにもファミリーサポートセンターがありますよ。
お近くのセンターの地域検索ができるので、こちらのHPをどうぞ。
 

by yukkescrap | 2018-07-04 16:09 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

お薦めマニュアル本 「カメラはじめます!」

セカンドライフの趣味ではじめた一眼レフカメラ。
かれこれ初めて手にしてから6年ほど経ちました。

メカオンチなので、マニアが好きなCanonでもNikonでもなく、Sonyの一眼レフ愛好者です。選んだ理由は、エンタメ性が高いことと、SONYストアで開催されるカメラ講座の充実が凄いからです。
最初、購入前に銀座のSONYプラザの無料講習会で貸し出しのカメラを手にして使用説明を受けて以来、すっかりSONYのカメラファン。女性にも優しいレッスンばかりで、何度も受講しています。
名古屋のSONYショップでは有料の講座も受講。美しく撮るお弁当や植物園でのレッスンも楽しかったのよ。

一眼レフカメラ入門の時に悩む、取り扱い説明書。
本屋さんにも図書館にも山ほど写真の撮り方本があるけどね。

最初の数ページをめくっただけで即挫折。
そもそも用語がさっぱりわからん。露出、ISO感度、ホワイトバランス、測光…。もうこれ聞いただけで無理!無理!絶対ムリ!って叫ぶよね。

ずいぶん本も買ったけどどれ一つ理解できたものがない。
あぁ〜カメラ理論ってさっぱりわからんわ。

それでも楽しめたのは、理論よりも、実践でのレッスンが楽しかったことかな?
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最初のファースト一眼レフカメラは、Sonyのα55という超初心者向けのモデル。
散々持ち歩いて使って使って、重さに耐えかねて今はミラーレス一眼レフカメラになってます。
これ、夫に下取りしてもらったんですが、夫は所持するもののほぼ死蔵。

もったいないので、若さま撮影用に息子にもらってもらうことにします。
そこで問題が発生ね。
使用説明をするためのお薦めの良いマニュアルがない!

カメラ理論が大嫌いで、ほぼ感覚で操作を展開しているわたしにはとても説明しきれないなと思っていたら、サンクチュアリ出版さん、出してくれましたね。素晴らしいマニュアルだよ。
カメラはじめます!
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昔、仕事で結婚一年生 2018年版 (Sanctuary books)って本を監修させていただいた時に、サンクチュアリ出版さんと出会いました。
この出版社、若い社員さんでいっぱいなの。若い社員さん自身が、人生のステージごとに出会う様々なシーンで欲しいなと思うマニュアルを初心者目線でわかりやすく漫画で説明するという姿勢で本作りをしています。
だから理論的に取り組みにくい事柄も、実によくわかるわって本を多く出版している良い会社なのだ。

今回も、メカオンチ、初心者、センスゼロでも大丈夫よの一眼レフカメラの教科書を出してくれて。初心者目線で質問していくので、あぁ、わたしも入門時にこれを読めば良かったと思うよ。

うちの息子ちゃんは、理論的な教科書は、ほぼスルーして生きている人。
やる前に諦める本は読まないタイプだけどね、これなら楽に読めると思う。
もしも、一眼レフカメラの取り扱いで挫折してカメラをしまいこんでいる人が、もう一度チャレンジという場合もお薦めですよ。

さて、レンズの汚れにも無頓着なわたしですが、最近はお孫写真教室に通ってます。
じいじが先生のところは避けて、インスタ映えする写真を撮るママカメラマンさんが先生なの。あぁ〜楽しいよ。

スマホでは撮れない奥行きがある、構図のいいふんわりbaby写真にのめり込んでます。

【追伸】
野鳥撮影用に望遠レンズ欲しい、欲しい、欲しいってここに叫んでおこう!




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by yukkescrap | 2018-06-28 09:28 | 好きな本スクラップ | Comments(2)

時代小説のきものワールドを読む 〜中島要の着物始末暦〜

昨年ハマった高田都の「みをつくし料理帖」シリーズ。
時代小説を読むなんてお爺さんの趣味かと思っていましたが、
チャンバラも捕物も出てこない江戸のお話は、こんな小粋で楽しい小説舞台もあったのか!と開眼にもなりました。

大好きな高田都さんの「あきない世博」シリーズも読み耽り、ようやく待望の5巻目のあきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)がでて、楽しく読み終えました。
呉服屋に嫁いだお嫁ちゃんの大店再生女性起業家江戸版のお話で、たまらなくそそられるんですよね。
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5巻目の早く続きが読みたい思えば、遅筆の筆者は、この後はまたみをつくし料理帖の特別篇に筆をおくらしくそれはそれで楽しみだけどね。

遅筆の筆者には悪いが、読む本がなくなる渇望感が拭えず同じハルキ文庫の時代小説、中島要さんの呉服小説へ。

こちらは、悉皆屋のイケメンをめぐる和服リメイクが、小説の小道具ですよ。
すでに10巻まで発刊されているので、しばらく新・時代小説の渇望感は避けられそうです。

登場人物を深く描き混んでいる高田都さんと比べると、ずっとエンタメ性が高くて、登場人物も軽めなのですが、何しろ悉皆屋という着物のリメイクが続々登場するので、興味は尽きないのです。

ここしばらく、引っ越し祭りで、身辺整理に励んでブログも放りっぱなしでいますが、間違いなく「きもの熱」が再発しました。

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by yukkescrap | 2018-03-20 07:55 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

読んだ本 小島葉子さんの「素敵」になれる大人服のルール

 大親友の小島葉子さんの二冊目の本が昨日発売されました。
わたしたち、プチ女性起業家目線の大の仲良しですが、このところの葉子さん、マスコミ露出(テレビ出演)に続き、出版も相次ぎ人気急上昇中。
親友のこういう大活躍は、本当に嬉しい。

 さっそく発売日に、「ランチしましょう」ということになって、美味しい旬のお魚料理をつつきながら、新刊本にサイン入りで、もう悩まない! 「素敵」になれる大人服のルールをいただき、一気読みです。
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わたしのマンネリ化するファッションアイテムについて、いつも助言をいただく彼女ですが、こうして体系的に本になると、毎回アドバイスの呑み込みの悪い私には大いに役立つ「おさらいバイブル」となりました。
これでわたしも、毎回の脈絡のないハズした質問などしなくなると思うのですが、成長しなかったら葉子さん、ごめんね!

 わたしは、骨格的にはストレート、パーソナルカラーは、スプリング。
…とはいえ、基本のルールを踏襲しても「素敵」になれるわけじゃないですよね。

こなれ感とか、透け感とか、抜け感とか…。
マットにするか、ナチュラルに仕上げるか?
モード系?フェミニン?コンサバ?
若いころは、流行の何を着てもサマになったのに、どうもね?
 親友の葉子さんは、ここ10年間、ずっとファッション難民だったわたしの救世主です。

イラストは、共通の友人でもある中島慶子さん。
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良い友人に恵まれているのは嬉しいことですね。
一緒に仕事をするときに、詳しく言わなくてもよくテイストやニュアンスをわかってくれていいよね。
新刊の本は、このイラストで一気に良い仕上がりになっています。
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 本をもらった後には、デパートでこの春のショッピングに一緒にね。
ねらい目は、この春流行のひざ下のペンシルスカートと短め春ジャケット。
スカートは、ほとんどがハイウエストタイプでして。
葉子さんから、「うーん、ストレートタイプはね、ちょっと難しいよ。ハイウエストは…。」このシーズンはやり過ごしましょう!
と、言われて納得です。スカート丈だけをひざ下にして、ウエスト位置は変えてはならない。
流行のレザーのライダージャケットも色々試すが、やっぱりアラフィフにはかなり辛い。
これも見送って、私はデニムジャケットにしましたよ。

 クローゼットがいっぱいなのに、「着たい服」がないとか、「なんだかいつも同じであか抜けない」というアラフィフお薦めの一冊ですよ。

前回につづき、またベストセラーになってしまうこと間違いなしね。





by yukkescrap | 2018-03-09 06:16 | 好きな本スクラップ | Comments(2)

読んだ本「旅の終わりに」 ~ 映画ロング・ロングバケーション(原作本)~

 義母から、夫、そして私に回ってきた本「旅の終わりに (海外文学セレクション)」です。
主人が「良かったよ。読んだら」と手渡してくれて、いつもなら一気に小説は読んでしまうのに、
あまりに切なくて、ときどき本を伏せては、ふぅっと遠くを見たりしてました。
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 主人公の妻は末期がん、夫は認知症という老夫婦が、これ以上の治療を望まない妻が、自分の亡きあと介護施設に入居するのを拒む夫を案じてある決断をする。愛用のキャンピングカーで、かつて子どもたちを出かけたルート66をたどってデズニーランドまでの旅。最初のページから結末は予想がついても考えたくないストーリーです。

 仲の良い夫婦の阿吽の呼吸と、認知症の夫の記憶の回想。行く先々のキャンプ場では、家族の思いで写真をスライドショーでシーツに映写して思い出を振り返る。
お話は、妻の一人語りで歯切れよく進み、ぐいぐい引き込まれるけど、時々触れる琴線で、ぐっとわが身に重ねたり、亡き自分の両親の最期の日々と重なって、苦し唸ったりしながら。
高齢化ニッポンでは、誰もが引き込まれてしまう話だけど、映画化までは随分かかった様子。

主人公のエラが、私の生き方を喜びと楽しさに満ちているところは、見習いたく、こうありたいと切に願う。

 最期まで、こんな夫婦でいたいものだと思うけど、現実には許されないこともいっぱいあるだろうな。
思うままに人生を全うするということの壮大な努力と決心。穏やかな老後というのはやっぱり夢物語なのだろうか?とも。

 すでに1月には映画化されて日本でも上映中の様子。映画の題名は、「ロング・ロングバケーション」
原作の英題は「The Leisure Seeker」。


この翻訳家の小梨直さんも映画化するなら、シャーリー・マックレーンかなとあとがきにあったし、私もそういう風に思いながら読んでいたけど、
俳優は、ヘレン・ミレンと、ドナルド・サザーランドになっていました。
 
 いつも原作が先で、映画はあとから観るタイプなんですが、観ないでおこうかな?また切なくなっちゃうなと考えています。



by yukkescrap | 2018-02-28 09:32 | 好きな本スクラップ | Comments(2)

読んだ本 ~羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季~

 読書家のお嫁ちゃんのママからの推薦で手に取った「羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季」という本が、体中に染みわたるビタミン剤のようなエッセイで、新しい知らない世界を体感するという本来の読書の醍醐味を感じた一冊です。

 気になる本があると図書館アプリの「図書館日和」で本を登録、そのまま在庫のある図書館のHPへリンクしているので、予約を入れておきます。
すっかり忘れたころ、いつの間にか順番がきて、「あぁ、あの時話題に上がった本だった」という意外性もあって、自分がいつもは手に取らない書籍との新しい発見や出会いを楽しんいます。本当に便利なアプリ。
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 イギリスの湖水地方というのを知ったのは、子どもの頃に熱中したアーサー・ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」のシリーズ。
その後、長じてビアトリクス・ポターやワーズワースの湖水地方だと知識を重ね、小学生の子どもたちを連れてインド在住中に湖水地方を訪ねました。
たっぷりの滞在で、フットパスをあるいて湖水をめぐったり、羊の群れをのんびり眺めた至福の旅でした。
霧のような夏の雨、風、湖と山の折り重なる様子。

 本には、その回想をさらに深める記述がいっぱいで、想像の翼で、湖水地方に飛んで懐かしさと新しい発見が満たされていました。

600年以上続くリーバンス家の羊飼いの話。本を薦められたときも、「ただただ羊飼いの暮らしの本ですよ。」というだけのことで、とても不思議でしたけど、読んでみたら本当に羊飼いの日常が淡々とつづられているだけ。それなのに、読み手をぐんぐん引き付ける魔法のような本で、すっかり翼が生えてあの湖水地方に飛んでいるかのよう。
 読書の楽しみは、こういうことをいうのだなというのを実感させられました。

 古い原始的にも思える脈々と続く放牧スタイル。
ひとりの羊飼いは、伝統の継承や、貧しい羊飼いの暮らしから一時期のがれオックスフォード大学へ進学もしながら羊飼いの暮らしは辞めない。
今は、もうこういう愚直な伝統の継承や、継続、自分の祖先とのつながり、特定の地域に暮らすコミュニティへの帰属、所属性の大切さなど、人類が営みとして大事にしてきた原点を呼び戻してもくれる一冊でした。
 本国英国でのベストセラー(2015年)、アメリカでの人気、世界中での翻訳、日本ではようやく今年の翻訳出版に。

 筆者は、日々の生活をツイッターでも画像をアップしていて、読後にフォローしたら、本にできてくる羊の認証票や、マークの色付け、羊の群れ度とに違う顔や毛並みの様子もよくわかり、面白さが倍増しました。

 風邪ひき閉じこもり、新幹線移動とひとりの時間にじっくりページをめくり、読書家の至福を感じた一冊になりました。



by yukkescrap | 2017-12-10 11:52 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

いつものおかずのおさらいレシピ本 ~高橋みどりのありがとう!料理好きのともだちレシピ~

 デパ地下の金平牛蒡の千切りが見事に針のように細くて、「これは、きっと機械でカットしたのよね!」っと、いつも負け惜しみのように思っていました。
牛蒡の繊維に沿って千切りすると、こんな風には切れませんからね。
ササガキだけが正調な牛蒡の切り方じゃないって思っていたけどね。

ところが!…今まで、長年信じてきた料理のきほんを再確認させてくれるようなレシピ本に出合って、じっくり熟読して、かたっぱしから試作中です。
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 料理研究家のレシピ本の編集、フードスタイリストとしてのお仕事ぶりが大好きな高橋みどりさんの「ありがとう! 料理上手のともだちレシピ」。
図書館の予約待ち2か月で手元に来ました。大人気ね。

 料理研究家の料理の本を買っても、作りたいなぁと思うお料理はいつも数品で、私はレシピ本は、図書館で予約して借りて済ませていますが、この本は、熟読しています。
 高橋みどりさんの本との出会いは、高山なおみさんの料理本の編集や、「ヨーガンレールの社員食堂 野菜でつくる一皿料理」、「伝言レシピ (クウネルの本)」など。どれもお気に入りの料理レシピ本がばかりですが、そのさらにバージョンアップ。
私のように「もう一度いつもおかずをおさらいしたい」という人にはピッタリ。

 料理研究家ではなく高橋みどりさんは編集者さんなので、選りすぐり料理ばかり、レシピのセレクトブックみたいな感じです。
だからなのね、作りたい料理ばかりなのは。
 レシピには、腑に落ちる理由、その解説とコツ、その後の展開が見通せて、エッセイとして読んでも面白い。
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 金平牛蒡の千切りは、斜め輪切りにしてから千切りすると、あの針のような千切りになる。
わたしは、今まで丸太に切ってそれから千切りにしていたので、どんなに頑張っても、牛蒡のふわふわ繊維が邪魔して、針のようには細く刻めませんでした。
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いつも茹でてから煮びたししていた小松菜を鋳物の蓋がぴったりしまる鍋(ル・クルーゼとかストーブとか)で蒸す方法。
一束分がこんな風にくたっとなって、ゆでた水に栄養分が逃げませんから、丸ごと一束、夫と半分で食べきれます。

そんな、基本を見直すだけでぐっとおいしくなるレシピがいっぱいで、主婦35年目のいつものおかずおさらいには、とっても有意義なレシピでした。
食べた、ダーリンも大満足。いつものおかずだけど、「今日はうまいなぁ」と言ってくれます。
嬉しいよね。


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 高橋みどりさん、本当にいつも素敵な料理本を、ありがとう!って、本をギュッと抱きしめちゃったよ。

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by yukkescrap | 2017-11-15 09:39 | 好きな本スクラップ | Comments(2)

読んだ本 〜定本 北八ッ彷徨 山口耀久〜

立ち寄った八ヶ岳のレストランにあった箱入りの本が気になって。お聞きしたら、

「八ヶ岳ファンなら絶対に楽しいですよ。

今ではできないような素敵な山歩きのエッセイですからね。おススメです。」

と、言われて、早速Amazonで取り寄せました。定本 北八ッ彷徨です。

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しばらく絶版になっていたそうですが、箱入りの復刻版。

山岳小説というジャンルを知ったには、数年前に行った串田孫一の個展でのこと。

この時、初めてアルプという山岳雑誌も知ったのでした。

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付録から読みはじめたら、推薦文は児童文学作家の神沢利子さん。そこから読みはじめてしまいましたけど。なんだか懐かしい人から話を聴いているような推薦文。


どのエッセイにも、広がる八ヶ岳の情景は、今もとてもみずみずしく、秀作の文章を惜しみながら読み進めます。

麦草峠から、白駒池、原生林の苔むす北八ヶ岳や、南麓の四季の移ろい。縞枯山の縦走。後半の富士見高原の療養所での日々のことなどもあって。


珠玉の随筆という感じで、箱に収めて、宝物のように大事に何度も読みたい一冊になりました。今年であった私の一番好きなの本です。


どうも、パソコンのご機嫌がよろしくありません。

iPad miniから更新です。


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by yukkescrap | 2017-11-01 09:26 | 好きな本スクラップ | Comments(0)


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